オンライン診療と似た「遠隔医療」という言葉も聞かれたことがあるかもしれません。オンライン診療と遠隔医療にはどのような違いがあるのでしょうか。

オンライン診療と遠隔診療のちがい

厚生労働省が平成30年に出した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」のp.5によると「遠隔医療」は「情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為」、「オンライン診療」は「遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為」となっていました。

従ってオンライン診療は遠隔医療の一部であり、医師と患者がリアルタイムでやりとりすることを指します。オンライン診療以外の遠隔医療には、
・医療従事者間の遠隔画像診断や遠隔病理診断、遠隔ICU等
・医師患者間のオンライン診療や遠隔健康医療相談、遠隔手術等
・その他は薬剤師・患者間のオンライン服薬指導等
があります。

医師法第二十条には「医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し(中略)てはならない。(後略)」となっています。また厚生省健康政策局長が通達した健政発第1075号によると「診療は、医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本であり、遠隔診療は、あくまで直接の対面診療を補完するものとして行うべきもの」となっています。